【まえおき】
そろそろ熱くなるなぁ~ってことで半袖を出して長袖をしまったら今日めっちゃ寒いやんけ!って行き場のない怒りを覚えつつも牛丼を食べてそんなことすっかり忘れがちな今日この頃いかがお過ごしでしょうかサワディーカップ。パクチーです。
マーダーミステリーってシナリオによってルールが違うので、毎回ゲームがはじまるまでの説明が長いですよね~。
しかし毎回ルールはしっかりと聞いておく必要があるよね。
だってルールはゲームを楽しむために絶対に守らなければいけない約束。まぁ間違えることは誰でもあるけど、基本的にルールは守るもの。マナーだよね。
んで、マナーというと、ルール以外のところでいろいろありますよねー。
というわけで今日はルールとマナーについて語りまーす。
【ルール説明はちゃんと聞いてね。お・ね・が・い♪】
まずこれはまぁ当たり前の話なんだけども、意外と聞いてない人も多いので敢えて言及しておこうかなと。
GMがルール説明をしている時はちゃんと聞く姿勢になりましょう!
マーダーミステリーは一生に一度しかできないゲームなので、もしルールを間違って遊ぶと、取り返しがつかない場合も出てくる可能性がある。
なので、もし「他のマダミスと同じルールだな」と思ったとしても、一応ちゃんと聞いて欲しいのです。
いくら間違えそうなところをしっかりと説明しても聞いてなかったら意味ないので。。。
とはいえ、長いルール説明は正直退屈だろうし、そもそもルールをきちんとお伝えするのはGMの重要なお仕事。
退屈しないように空気をつくりながら、できるだけわかりやすく説明しながら全員の反応をしっかり見る事が重要。
スマホいじってないか?
全然違うところに視線が行ってないか?
おしゃべりして聞いてないことないか?
顔にはてなマーク浮かんでないか?
虚空を見つめてないか?
GMは少しでも怪しいと思ったらしっかりと確認することが大事。
そしてゲームが始まったら当然エラーが起こらないように管理しているのがGMなんだけど、シナリオによっては個別対応しなきゃいけないものもあったりで、100%全員を見ていることができない場合も出てくる。
マーダーミステリーは全員の「協力」がないと遊べないゲームなので、少なくともルール説明はしっかりと真剣に聞くことをお願いしたい。
あ、あと相づちとか打ってくれるとうれしみ。(眠くて船漕いでるのは禁止)
【ルール説明で過去の失敗から学んだGM手法】
ここで過去に実際に自分が体験した失敗談を。
GMを始めたての頃。
ルール説明時にスマホばっかり見てる人がいて、何度か「ちゃんと聞いてます?」と確認しても「はい」と言うばかりでスマホを見るのをやめない。
まぁこの人はマダミスたくさん遊んでるらしいし、大丈夫なのかな?と思ってゲームを始めたら・・・
とんでもないルール違反をしちゃいました。(詳細はネタバレにつながるかもしれないので伏せます)
この経験は自分GM人生の中で大きな失敗。
二度と同じ失敗を繰り返さないために、自分はルール説明をパワーポイント等を用いてモニターに映し、全員の目線を集めることで全員が同じ聞く姿勢になるようにしました。
モニターを使って説明をするメリットは
- これから説明しますよっていう空気が作りやすい
- 視線を集められるので皆さんの反応がみやすい
- 説明している箇所以外を見るという行為を防げる
- スマホみさせない
- 資格情報で情報を確認できるのでわかりやすい
などなど。
まぁこれは自分がやりやすいからそうしたってだけなんですけどね。
この手法をやり始めてからルールが良くわからずミスをしたっていうのは自分の公演では無いのでよかったと思ってます。
資料つくるのは大変かもしれないけど、GMしてみよーっていう方は一度試してみてはいかがでしょー?
※ちなみに自分は凝った作りではなく、文字数を少なく視認性を良くするために超シンプルな資料しかつくってないです。
【マーダーミステリーのマナーって??】
では次にマナーのお話。
マナーをWikipediaさんで調べてみると
~以下引用~
マナー(英語: manner)とは、人と人との関わりで当然その場面でしかるべきとされる行儀・作法のことを指す[1][2]。これは自分一人のとき、他に見ている人が誰も居ない場合でもそれを守ることが望ましい価値観である
引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8A%E3%83%BC
~引用終わり~
ということらしいです。
国や文化などで違うものでもあるんだけど、なんとなくマナーというのはみんなが気持ちよく物事を行うために出来上がるもので、守った方がみんなハッピーってもんです。
まぁ行き過ぎたマナーは害悪でしかないと思ってるんだけどね。
だってマナーで気分悪くなるのはもうそれがマナー違反じゃんって思うの・・・。
まぁそれはさておき。
マーダーミステリーにもマナーがあります。
マーダーミステリーは参加者全員で体験するゲームなので、マナーの悪い人が混ざると体験価値が下がるから注意したいところですね。
ではどんなマナーがあるか見ていきましょー。
【マナー1:キャラクターシートの取り扱いについて】
これはルールとして絶対なのでマナーというよりルール何だと思うけど、意外と難しいヤツ。
まず、「キャラクターシートを人に見せてはいけない」
これはいわずもがな。大丈夫ですね。見せちゃいけないルールなんだから見せないよね。(他の人の公演であったというのは聞いたことがあるけど・・・)
あとシナリオによっては見せてもいいシナリオとかもあるかもね。そういう場合は当然大丈夫だからね。
問題は「そのまま読まない。書いてあるって言わない。」というヤツ。
これもルール説明でお願いしている事がほとんどなのでマナーではなくルールなんですが・・・
当然数分間読んだだけではキャラクターシート全部記憶するのは難しくて、ゲーム中なんども読み返します。その時ついキャラクターシートを見ながら喋っちゃうよね。
自分もかなり気を遣ってはいるけど、無我夢中になると無意識でキャラクターシートを見ちゃったり。
そもそもなぜ見ながら喋っちゃダメなのか。
理由は
「見ながら(読みながら)喋るとそれがキャラクターシートに書いてあることが想像できてしまい、喋ってる内容が嘘ではないのではという考え(メタ思考)が出てきてしまうから」
マーダーミステリーは会話することで情報をあつめ、事件の犯人を見つけたり真相解明を目指すゲームで、さらに大抵の場合は登場人物がそれぞれ秘密をもっていてそれを見つけることも楽しみの一つ。
会話や推理でその真相に到達することを楽しみとしているのに、物語と関係ないところで真偽がわかってしまうとちょっと面白さが半減しちゃうよね~って話。
例えば。
怪しい人に「〇時に何をしてましたか?」と質問した際に、キャラクターシートを見ながら「✕✕で〇〇してました。」って言うと、
「読んでるからホントなんだろうなぁ・・・」
って思っちゃいません?
それって物語体験としてはちょっとイマイチですよね。
さらにいうと、わざと読んでるフリしながら嘘をいうと、それは登場人物に騙されたのではなくプレイヤー(メタ)な部分でだまされたわけで、ちょっと釈然としない人もいるかも。
まぁそこを無視してちゃんと情報だけを頼りに推理すればいいだけなんだけど、そう思っちゃうのをやめろと言われても無理だし、ノイズになりますよね~。
なので、キャラクターシートを見ながら喋るのではなく、一度「ちょっと待って思い出す」とか言って一度落ち着いて読み直して、キャラクターシートから目を離して相手の顔を見て話すのがスマートですね。(オンラインだったら顔見えないから見ながら読み放題だけど)
あとはわざとらしく読んでる風にしゃべるのも結局のところ「書いてあるっていえないから書いてあることを察してほしい」という意図に見えるのでNGですね。
「書いてある」という発言はもっと直球でダメだよねって話。
というわけで皆さん気を付けましょう。なれるまで大変かもしれないけど。自分も注意します。
【マナー2:集合時間は厳守。遅れるときは一報を。】
これはゲームが始まる前の話ですけど、「集合時間は厳守」というもの。
マーダーミステリーは一人でも欠けると遊べないゲーム。そろわないと遊べません。
そして長時間かかるゲームなので、遅れてしまったら後ろの予定に影響がでます。
あまりにも遅れてしまったら、後の公演があるから今日は中止で・・・といった事態にもなりかねません。
大体の場合は5分前には会場入りするのがマナーみたいになってますね。
とはいえ、事故や交通機関の乱れでどうしても遅れてしまうこともあるかもしれません。
そういう場合はそれがわかった時点で一報入れておくといいですね。これもマナーです。
無断で遅刻すると、「今日が公演なの忘れているのでは?」となって現場はざわついちゃうので。
・・・まぁ、時間を守るはマーダーミステリーに限らずマナーですよね。
【マナー3:メタ発言は控える】
これもGMによってはルールに組み込まれることもあるけど、マナーですね。
まずメタとは、「高い次元の」「超越した」みたいな意味があります。
つまりメタ発言とは「別次元、物語上に存在しない情報の発言」的な解釈でよいかと。
もっというと「物語の登場人物が知りえない情報を元にした発言」って感じかな
例で言うと
・あの人はHOを読むのに時間がかかっていたから犯人では?
⇒物語の登場人物はHOなんて知らないよね
・読込中にGMに何回も質問していたから犯人では?
⇒物語の登場人物にはGM見えてないよね
・あの人は嘘つくとき瞬きの回数が異常です
⇒物語の登場自分物にその癖は無いよね
みたいな感じです。
なぜ、このようなメタ発言がNGなのかというと、マーダーミステリーは物語の登場人物となり登場人物の目線で議論、推理を楽しむゲーム。
登場人物が知りえないメタ情報やプレイヤーの言動を推理材料にすると物語への没入感や体験感が損なわれる可能性があるからです。
全然気にしないよって人もいるかもしれませんが、誰かが不満になるような言動は避けるのがマナーとされていますのでここは注意しましょう。
ちなみにメタ推理をするのは全然かまわなくて、その推理を言葉として発する際にメタ発言にならないように物語の登場人物の言葉に置き換えて話すなど配慮するのが良きですね。
もし置き換えられないような内容なら発言しないのがベターです。
(上の例なんかは登場人物は言わないよね)
ちょっと難しい事例を出すと、
物語の設定がSFのタイムリープものだとします。
タイムリープについてはいろんな物語があって、それぞれ設定が違います。パラレルワールドができるのか歴史が変わるのかなどなど。
参加者がそういった話にめちゃくちゃ詳しい時、推理にその「プレイヤーの知識」を使っちゃうと、物語がまったく違った方向にいってしまう恐れがあります。
犯人や秘密を隠したい人が逃げ切るための嘘として、仮説としてそういった話をする分にはいいのですが、それを発言する際に
「俺、実はリアルにそのあたりの知識詳しいんだけど~」
等、物語の登場人物ではなくプレイヤー目線の発言をするのは控えましょう。
ちなみに、こういった話の真偽は盤面上に出てくる情報を元に会話・推理するのが良いでしょう。
盤面上にまったく出てこない話だった場合、それは嘘のことが多いですよ~
というのも、こういったいくつか考え方があるタイプの設定はちゃんと製作者側が「前提」や「ヒント」などを提示しているはずなので。
何でもアリになっちゃったら、ゲームとして破綻しちゃいますからね~。
というわけで、マーダーミステリーは物語の追体験の要素も非常に重要な要素の一つということで、メタ発言は敬遠すべき事項ということでした。
【マナー4:ネタバレダメ!絶対!】
そしてこれはもう当然なんですが、ネタバレ禁止!!
マーダーミステリーは基本的に一度遊んだシナリオは二度遊べません。たまに例外もあるけど。
会話や得た情報を元に自分なりに推理して真相を解明していくのが目的であり楽しいゲームなのに、最初から真相を知っていたら破綻しますよね。
仮に自分だけが2回目で他の人は初めてだったとしても、2回目の人は当然自分に有利不利な情報を知っているわけなので立ち回りは自分の有利なように遊びますよね。
そうなったら他のプレイヤーは本来得られるはずだった体験価値が得られない可能性があります。
だから、原則一度参加した人は二度目は参加できません。
当然遊んでなくても犯人を知ってしまったら参加できません。
ゆえに、ネタバレには十分注意する必要があります。
例えば、マーダーミステリーを遊んだ後にSNSで
「〇〇役で遊びました!犯人見つけられなくて悔しかった!」
なんて投稿しちゃうと、「その〇〇役が犯人ではない」というネタバレになります。
その投稿を意図せず見てしまった人は、もう〇〇役が犯人ではないという情報を知ってしまったので遊べません。
他人の楽しみを奪う行為になるので絶対にネタバレしないように配慮しましょう。
とはいえ、マーダーミステリーはネタバレ禁止だからこそ、作品の詳細が語れないため宣伝しづらい側面もあります。
皆さんの「楽しかった」等の口コミが非常にありがたいので感想はどんどん広めていただきたいです。
内容はわからずとも「楽しかった!」という情報がたくさんあればあるほどそのシナリオが遊ばれやすくなるので是非ご協力お願いしまーす!
【マナー5:協調性をもとう】
何度も何度も言うんですが、マーダーミステリーは一人では遊べないゲーム。
参加者全員で遊ぶゲームなので、独りよがりなプレイをしていると場の空気が悪くなって全体的に満足度が下がってしまう恐れがあります。
みんなで一つの物語を体験する気持ちが大切ですね。
マーダーミステリーは基本的にはそれぞれキャラクターに設定された目的にそってプレイすれば問題ないように作られています。
逆に言うとその目的を放棄してしまうと、物語が思いもよらない結末に向かうこともあるかもしれません。できるだけ目的には忠実に動いた方が良いと思います。
が、みんなで物語を体験したうえで、登場人物の気持ちになって、「この子なら自分の目的よりも〇〇を優先する」と解釈した場合はその気持ちも許される余白があるシナリオもあります。
ほんとこの辺りはシナリオによるから難しいですけど。
ダメな例として
物語のしょっぱなから「あー、俺の目標は達成むずかしそうだから最初からカミングアウトしちゃお」といった行為。
たしかに難しいミッションもありますが、それを隠そうとすることで見えてくる物語もあるので、できるだけ達成にむけてがんばっていただきたい。
たまに絶対無理ゲーじゃん、という難易度のものもありますが、そこはキャラクターとして受け入れる努力をお願いしたい・・・ここは受け入れがたい人も多いのも理解してます。
でも、難しいから放棄していいかというと、そうではないなと思います。
あと、
「君の話は犯人と関係ない話だから黙ってて」
といった発言をしないように。
あなたにとっては関係なくてもその人(キャラクター)にとっては重要な事です。
言うにしても発言の仕方には配慮しましょう。
「確かにその話も気になるし。〇〇さんにとっては重要かもしれない。でも少し犯人について話を先にさせてもらえませんか?」
みたいに言えるとスマートですね。
そのほか、罵声を浴びせたり、あからさまに不機嫌になったりと空気を悪くしないようにするのも必要ですね。
あ、RPで不機嫌なキャラをやったりするときも注意。あくまでRPですよってのを伝えた方がいいです。
自分、キャラになりきるのが好きで(演技がうまいわけではない)結構感情移入しちゃうから、素行の悪いキャラは素行悪く演じるんだけど、それをガチだと思われたことも・・・。ごめんなさい。
まぁ色々言いましたが
「金払ってんだから好きなようにさせろや!」
そう思う方もいるかもしれません。
でも、結局周りに迷惑をかければ「同卓NG」な人になって自分が遊びづらくなるだけですよ。
そしてあんまりこのゲーム向いてないと思いまする。
私の場合、目に余るプレイをされる方は問答無用で出禁にします。
だってみんなに楽しんでもらいたいんだもん。
ちなみに私がフリーランスとして活動している理由は、そういった「めんどくさいお客さん」を相手にしたくないから。
私は私のGMが好きな人だけに遊んでもらえたらそれでOKなのです。
私の中では我慢してまでやる仕事じゃないんですー。
楽しんでやりたいんですー。
わがままと言われても仕方ないんですー。
【マナー6:オンラインはプレイ環境を整える】
オンラインで遊ぶ際なんですが、プレイ環境は整えましょう。
参加する前に何が必要かを確認するのがいいです。
マーダーミステリーは通話はDiscord(ディスコード)を使う事が多いです。
また、カードなどを使うシナリオはココフォリア、ユドナリウムを使う事が多いです。
このように事前にどんなツールを使うかを確認し、それらがちゃんと動くか確認しておきましょう。
いざ当日に動かないってことになったらプレイが中止になる場合がありますので。
また、ハウリングを防止するためにできるだけイヤホンをつかうことを推奨します。長時間プレイなので無線じゃなく有線がいいですね。
ノイズなどが入るとプレイに集中できない場合があるのでこの辺りはマナーとしてできるだけ環境を整えると良いでしょう。
ぶっちゃけイヤホンは必須だと思ってもらった方がいいです。
ココフォリアやユドナリウムはブラウザchromeが推奨とされてます。
そしてPCがベターですがもしipadなどのタブレットで参加する場合は事前に操作を練習しておくと当日スムーズです。
もしわからないことがあったら事前にGMさんに相談するといいですね。
【まとめ】
というわけで今日はルールとマナーについてお話しました。
他にも色々あるかもしれませんが、とりあえず大きいのはこのくらいですかね?
私の場合は公演をはじめる前に皆さんと「5つのお約束」をさせていただくのですが、そこでも上記に出たようなマナーを守ってもらうためのお約束が登場します。
「5つのお約束」についてはコチラ
マナー、マナー、とうるさく言うとめんどくさいですが、それでも皆で気持ちよく楽しく遊ぶために最低限のマナーは知っておきたいし守っていきたいですね。
それではまた。
コメント