ゲームマスターが最初にマダミス経験を聞く理由

【まえおき】
【なんでマダミス経験を聞くの？】
【マダミス経験を聞くのは良い事？悪い事？】
【まとめ】
【おまけ】

【まえおき】

どうもサワディーカップ。パクチーです。

皆さんはマーダーミステリーゲームを遊ぶ際にゲームマスター(以下GM）に

「今までマーダーミステリーゲームを遊んだことはありますか？（何回くらい遊びましたか？）」

と質問されたことありますか？

こちらの質問をＧＭが行うことについて、結構前にTwitterさんで話題になったよね。

大雑把に言うと、

「ゲーム開始前に経験回数を聞かれるのが嫌い」

という趣旨の内容。

「経験者の体験回数マウントがウザい」、「経験回数ネタ(数百経験している人がマダミス初めてです！とかいうやつ)が寒い」などなど理由はある模様。

というわけで、

「GMがマダミスの経験を聞くことについて」は一応自分もプロのはしくれなので自分の考えをつづっておこうと思うよ。

あ、あらかじめ言っておくけど、「自分が正解」と押し付ける気はさらさらないよ。

パクチーと考え方合わねー！って場合は依頼が減るだけ、というリスクのある投稿だよ。

【なんでマダミス経験を聞くの？】

実際にマダミス経験を聞くGMさんは多い、というか自分がお世話になっているGMさんは殆ど聞くんじゃないかな？

そもそもなんでマダミス経験を聞くのかというと、

「全プレイヤーのマダミス経験度合いを確認し、経験者と未経験者間の差が出ないように配慮しつつ、ルール説明の仕方やゲーム中のフォローを行っている」

というのは主な理由（自分の場合）。

まず、マーダーミステリーゲームはネタバレ禁止が原則ルールなので、はじめての人はまず「これからどんなことをするのか」がまったくわからない状態。

なので、はじめての人は当然戸惑う可能性があるし、他プレイヤーが経験者だとゲーム中の議論展開にある程度影響が出る可能性がある。

その影響を極力少なくするために、最初に全プレイヤーがどのくらいマダミスを経験しているのかをGMが把握し、はじめての人や回数が少ない人に合わせてルール説明をしてるってわけ。

ゲーム中も、はじめての人やまだ不安な人がきちんと遊べてるかといった視点でもしっかり観察しているのデス。

【マダミス経験を聞くのは良い事？悪い事？】

質問の理由だけ聞くと、まぁそんなに理解できない理由でもないな？と感じた人も多いはず。

じゃあなんで話題になったのか？

問題なのは回数を聞くか否か、だと思ってる。

誰しも人と比べられるのはあんまり気分のいいものではないよね。

自分がまだ２～３回しか遊んだことないところに対し、「53万回遊んでます！」って言われると、それだけでなんだか「向こうの方が場数踏んでて有利なのでは？」「先輩風が吹いてんな？」「自慢に聞こえる」など思っちゃったり思わなかったりしちゃう人もいるかも。
（自分はそんなこと思ってないよ？ホントダヨ）

かといって、マダミス経験を確認しなかったことによって、ルールの把握に差がでてその要因で物語の結末が変わるのも、あまり歓迎されたもんじゃない。

じゃあどうすれば？ということなんだけど、

ぶっちゃけマーダーミステリーゲームはシナリオによってルールが違うことが多々ある、というより毎回必ずゲームルール説明はあるので、いわゆる「マダミスの一般的な構造とマナー」をある程度理解できていればそこまでの差は出ない。

これは２～３回遊んでれば大体そのあたりはわかってくるので、そもそも全員にしっかりと回数を聞く必要もないかなと。

「この中でマーダーミステリーがはじめて、もしくは２～３回遊んだ、またはまだちょっと不安っていう方は？？」

と確認するだけでいいのだ。

つまり全員に回数を聞かなくても良い。

そして対象の方がいれば、ルール説明をちょっと念入りにしたりすればよい。
まぁベテランからすると毎回同じこと聞くのも苦痛かもしれんけど、そこは我慢しようぜ、先輩。

これだけで「回数ネタ」は回避できるし、他プレイヤーとの格差はあるかもだけど、回数で委縮することもない。回数マウントも取られなくてすむ。

というわけで、

明確に「質問することの良し悪しの正解はこう！」と決まったルールがあるわけじゃないので、良いか悪いかと聞かれれば、「あたしゃ知らん」と（話題を振っておいて無責任）。

だけど、自分の意見としては「良し！」なのでパクチーGＭでは絶対に確認をすることにしてるよ。